体験・イベントカレンダー

毎年5月3日・4日に開催される「博多どんたく港まつり」は、今からおよそ840年前に始まったとされる福岡の伝統行事です。その長い歴史は、戦争による一時中断などいくつもの困難を乗り越えながらも、先人たちの努力により守られ、今から約60年前に市民総参加の“福岡市民の祭り”となりました。「どんたく」は、オランダ語のZondag（ゾンターク、休日の意）が語源で、ゴールデンウィーク期間中で日本最大級の祭りと言われております。5月2日夕方から開催を祝う前夜祭が行われ、当日は伝統ある「博多松囃子」に合わせて老若男女がしゃもじを叩いて町を祝って廻るパレードやマーチング、本舞台での演技や踊りなどで、福岡市内はお祭り一色…どんたく一色になります。長門湯本温泉から博多までの直行高速バス｢おとずれ号｣でもお馴染みの西日本鉄道が主管する、LED電球や造花で鮮やかに纏った「にしてつ花自動車」も博多の街を華やかにしてくれます。過去開催時には、博多ラーメンの屋台もあり、前夜祭の為街を練り歩いていた「にしてつ花自動車」に遭遇、隣の席に座っていた方や周辺の方々と盛り上がり、明日からどんたくが始まる…と期待に胸が弾む瞬間もありました。福岡県名物の屋台で食事をしながらどんたくをお愉しみいただくことも、おすすめです。「博多どんたく港まつり」は今年で63回目を迎えます。今年は5年ぶりに観光桟敷席が設置されるそうです。ぜひ、ゴールデンウィークは、｢博多どんたく港まつり｣へお出かけされてはいかがでしょうか？※写真提供…1枚目：福岡県観光連盟、2枚目：福岡市