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博多の夏を代表するお祭り「名越大祭」。筑前国一宮 住吉神社の御神徳である「禊（身をそぎ穢を落とす）・祓（心・精神を清める）」神事です。名越の意味は、邪神（疫神・荒ぶる神）を和める意に由来し、夏の無病息災を願う夏祭りのひとつとして、地元の人々で賑わいます。 本殿祭では直径約4メートルもの茅（かや）で作られた輪をくぐる「茅の輪くぐり」、川岸祭では紙で作った人形を那珂川に流す「人形（ひとがた）流し」が執り行われます。 住吉神社には住吉信仰があり、名越大祭も住吉信仰からはじまったお祭りと言われております。※住吉信仰とは：伊弉許尊（イザナギ）が死んだ妻のイザナミを訪ねて黄泉の国へ行った。その後、海に入り死者の国の穢を清めた際に生まれた神が住吉三神（底筒男命：ソコツツノヲ、中筒男命：ナカツツノヲ、表筒男命：ウハツツノヲ）です。そのみそぎの海は、古事記によると、現在の筑前の住吉神社の地と言われております。※写真提供：筑前國一之宮 住吉神社