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9月に観測できる星空~天体ドーム

9月に観測できる星空~天体ドーム

こんにちは。天体ドームです。 9月にご覧いただける星空情報をご案内させて頂きます。 8月に引き続き、夏の星空が広がりますが、 日暮れも早くなりましたので、早い時間帯からも ご覧いただけるようになりました。 ●~9月17日(土)頃まで ・月 ・ベガ ☆9月15日(木)は「中秋の名月」です。 9月15日「中秋の名月」は、月齢13.8月となり、必ずしも満月とはなりませんが、 欠け際のあたりで、クレーターのおうとつ感がわかるでしょう。 満月前後の月は、いわゆる海と呼ばれる黒い部分(マグマが冷えて固まっている部分) の全体像がわかるとのこと。(日本では「うさぎが餅をついている姿」といわれます) 白い放射状の線が広がっている2つのクレーターがよく見えます。 ●9月18日(日)~30日(金)頃 ・ベガ ・アルビレオ 【ベガ】 西洋の「たてごと」をなぞられた「こと座」の中の一等星で、 初夏から秋にかけて、純白の美しい光をひときわ強く放っています。 白い星は、星の表面温度が1万度以上ある、まだ若い青年期にある星です。 また、ベガは地球の「歳差運動」により、 1万2千年後に地球にとっての北極星となる星です。 ※「歳差運動」とは? 地球は、太陽と月から受ける引力によって、 2万6千年周期で首振り運動をしています。 このため、地球の地軸の北側が指し示す方向が少しずつ変わっていき、 いわゆる北極星も長い年月の間に、入れ替わっていきます。 【アルビレオ】 白鳥座のくちばしのところに位置している星。 肉眼では暗い一個の星にしかみえませんが、望遠鏡でみると、 青とオレンジ色の二つの星がペアになって輝いています。 —————– ☆9月の星空情報はこちらをクリック→ [国立天文台ほしぞら情報]

光の速度

  • 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
  • 太陽の光は地球に達するまでに 8分19秒かかります
  • 月の光は地球に達するまでに 1.3秒かかります

宇宙の距離単位

  • 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」や「天文単位」という表現を用います。
  • 1光年=光が1年間に進む距離 (9兆4600億Km)
  • 1天文単位=太陽と地球の距離 (約1億5000万Km)

地球の時間

  • 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
  • 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
  • 地球の自転 (23時間56分)=400m/秒
  • 地球の公転 (365日)=30km/秒