6月は「ベガ」を見よう~大谷山荘の天体ドームで長門の星空観測体験
こんにちは。大谷山荘・天体ドームです。
6月にご覧いただける、長門の星空観測情報をご案内させて頂きます。
6月の宵には、こと座のベガ(七夕のおりひめ星/織女星)が夜空で白色の強い光を放っています。
木星も引き続き観望できます。
●6月3日(土)~8日(木)頃
・月
・木星
●6月9日(金)~30日(金)頃
・木星
・ベガ
・アルクトゥールス
【ベガ】
西洋の「たて琴」をなぞらえた「こと座」の一等星。距離は25光年。わし座のアルタイル、白鳥座のデネブとともに、夏の大三角形をかたちづくっています。ちなみに、地球の歳差運動により、12,000年後には、地球にとっての北極星になります。
【歳差運動】
太陽と月が地球に及ぼす引力により、地球は2万6千年周期で首振りをしています。このため、地球の地軸が北を指す方向が徐々に変ってゆき、北極星も替わってゆきます。
—————–
☆6月の星空情報はこちらをクリック→
[国立天文台ほしぞら情報]
光の速度
- 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600
億Kmにもなります。
- 太陽の光は地球に達するまでに
8分19秒かかります
- 月の光は地球に達するまでに
1.3秒かかります
宇宙の距離単位
- 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」
や「天文単位」という表現を用います。
- 1光年=光が1年間に進む距離
(9兆4600億Km)
- 1天文単位=太陽と地球の距離
(約1億5000万Km)
地球の時間
- 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56
分と約4分程ずれが生じます。
- 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に
少し足りないからです。
- 地球の自転
(23時間56分)=400m/秒
- 地球の公転
(365日)=30km/秒