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【山口観光】夕暮れから夜が美しい「東後畑棚田」(ひがしうしろばたたなだ)のご紹介。

時間帯で表情をかえる「東後畑棚田(ひがしうしろばたたなだ)」の魅力。~夕暮れからの60分間をご案内します。

「東後畑棚田」は日本海を望む長門市油谷地区にある棚田で、「日本の棚田百選」にも数えられる名所でございます。
当館からは車で約40分、長門市の観光名所である千畳敷からは車で6分の距離と近く、このエリアの観光には是非加えて頂きたいスポットです。
稲穂が青々と伸びる夏の時期、田が金色に変わる秋など、年間を通じ美しい景色がみられますが、特に注目されるのは、5月下旬から6月上旬にかけての田植えの季節。青空が映り込む水田と海景色の組み合わせが爽やかな景色をつくる日中、水平線に沈む太陽の光で朱く染まる夕暮れ、シーズンを迎えるイカ釣り漁船の漁火が海を彩る夜と、見どころが多くございます。

今回は、棚田の表情の変化をより感じていただける、夕焼けが夜空に変わるまでの時間帯をご案内いたします。
※撮影日:2020年5月21日(日没は19:27頃)

19:00(日没前)撮影:日の光が水面を染め始める

すでに棚田の水張りが進み、田植えも行われているようでした。
まだ周囲は明るく、青々としたあぜ道や苗、足元に咲く小さな花までよく見える時間帯です。

 

一緒にながめる「深田ため池」

棚田が続く海側に対し、山側には、この地域の水源である「深田ため池」が広がっています。 平成22年には、農林水産省が認める「全国ため池百選」に選ばれており、棚田と合わせて鑑賞いただけます。 西日に照らされた山と、ぽつりと浮かぶ小島が、哀愁を感じさせます。

 

19:20(日没前)撮影:空が陽に焼かれ、夕焼けのグラデーションが美しくなる

太陽が水平線に近くなり、空がオレンジ色に変わる頃、周囲の草木は影をさして、切り絵のように水田を黒く縁取るようになりました。周りが明るい間はまだ背が低くて観察しづらかった稲が、点線を描くように浮かび上がってきます。

19:32(日没後)撮影:落ち着いた夜の景色に変わる

水平線に太陽が沈みこむと、空が穏やかになり、ゆっくりと夜の景色に変わっていきます。
5月下旬とはいえ、日没後は16℃前後。少し肌寒さを感じますので、長時間滞在の際は、はおりものの持参をお勧めいたします。

19:55(日没後)撮影:漁火が少しづつ現れはじめる

日の光を残しながらも、天頂は藍色の深さを増してきました。海を眺めていると、先程までなかった漁火の灯りが一つ、また一つと増えていきます。潮の高さや天候によっても漁に出られるかが変わるため、出会える景色は日々異なります。水面に映し出される鮮やかな風景を眺めるひとときは、棚田に植わる稲に農家の方、漁船の光に長門のイカ釣りをささえる漁師の方と、働く人々に思いをはせる時間でもあります。

20:08(日没後)撮影:星、漁火、夜の光がうまれる

辺りはすっかりと暗くなり、半島の沿岸に街灯が見られるようになりました。田んぼの側で低く鳴るカエルの音が夜の静けさを際立たせます。
空には一番星が輝き始め、海に浮かぶ漁火もいっそう光を強めるこの時間帯は、この季節ならではの一枚が撮れる狙い目です。

約1時間の間に、多くの表情を見せてくれる東後畑棚田。すでに訪れたことがあるという方も、夕暮れ時はほんの10分時間帯を変えるだけでも違った景色をお愉しみいただけます。長門観光の際には、是非カメラを持って足をお運びくださいませ。