- 天体ドーム
- 2018/07/07
【7月の天体ドーム】望遠鏡で「土星」を見ませんか?
「土星の環」をみてみよう
こんにちは。大谷山荘・天体ドームです。 7月にご覧いただける、長門の星空観測情報をご案内いたします。 7月は、土星の観望の好機です。土星の特徴である「環」は、2つの環とその隙間が確認されており、 肉眼では見えませんが、望遠鏡でみることができます。 土星のリングの成分は、数センチから数メートルサイズの無数の氷の粒子。 15年ごとに輪を真横から見るようになります。 その時の厚さが50メートル前後しかないため、細い線のように見えます。 30年かけて太陽のまわりを回っている土星は、太陽と地球、土星の位置関係が変わるにつれて、 地球から見た環の開き具合も変化いたします。昨年は、環が大きく開いて見えておりました。 また、もう一つ、今年の夏は火星の観望の好機です。 ちょうど、7月31日頃、赤く輝く火星が地球に大接近します。 ※南東の低い空に現れるため、天体ドームからの観望が難しい場合もございます。 <7月の観測予定> ●7月3日(火)~7月8日(日)頃 ・月 ・土星 ●7月9日(月)~7月31日(火)頃 ・土星 ・ベガ ただ今、山口県の日の入り時刻は、 夜空をご覧になりたい場合は、20:10~以降の回がおすすめでございます。 ※山口県の在の日の入り時刻19:29(参考資料:国立天文台のページより)【火星】 火星の直径は地球の約半分。地球から離れた位置にある時は、望遠鏡でも観察が難しいのですが、 2年2か月毎に地球に大接近いたします。
【ベガ】 西洋の「たて琴」をなぞらえた「こと座」の一等星。距離は25光年。 アルファ星ベガは、白色の0.0等星。シリウス、カノープス、 ケンタウルス座のアルファ星、アルクトゥールスについで、全天で五番目に明るく、 わし座のアルタイルと、はくちょう座のデネブを結んで、夏の夜空にみごとな 夏の大三角形を形づくっています。 ※ご宿泊者のお客様は無料でご覧いただけます。 ぜひ、大谷山荘の天体ドームで星空観測をご体験くださいませ。お待ちいたしております。<予約方法> ■天体ドーム詳細情報 ・開館時間…19:30~22:10 ・休館日…毎週火曜日 ・場所…大谷山荘屋上(8階ギャラリーに併設) ・料金…ご宿泊のお客様無料(先着予約制) ・ご利用方法…先着予約制(1回につき12席) ■観測スケジュール 19:30、19:50 20:10、20:30、20:50 21:10、21:30、21:50 ■ご予約方法 上記よりご希望の時間をお知らせくださいませ (お電話またはご要望欄に記載くださいませ) ※満席の場合や天候によりご覧いただけない場合がございます。 ※天候により星空が観測いただけない場合は、過去の映像をご覧いただけます。 →もっと過去の天体ドームからのお知らせを見てみる。
■よくある質問 「なぜ、大谷山荘の屋上に天体ドームがあるのですか?」 ------------------------------------------------------------- 「お客様にも、長門の美しい星空を眺めていただきたい」との思いのもと、 長門/仙崎出身の金子みすゞ氏の詩を愛する当館会長の発案で屋上に設置いたしました。 実は、金子みすゞ交流会のご縁で出会った、理学博士・佐治晴夫先生の 「目に見えるものが、全てではありません。真昼のお星をご覧いただきましょう」と、 玉川大学の天文台で見た真昼の星の美しさに感動したことが始まりでございます。 のどかな里山の自然に包まれた長門の夜空を眺めながら、懐かしい夜のひとときを 旅の思い出にお持ち帰りくださいませ。
☆星空についての豆知識☆
光の速度
- 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
- 太陽の光は地球に達するまでに8分19秒かかります
- 月の光は地球に達するまでに1.3秒かかります
宇宙の距離単位
- 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」や「天文単位」という表現を用います。
- 1光年=光が1年間に進む距離(9兆4600億Km)
- 1天文単位=太陽と地球の距離(約1億5000万Km)
地球の時間
- 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
- 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
- 地球の自転(23時間56分)=400m/秒
- 地球の公転(365日)=30km/秒
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