- 天体ドーム
- 2018/05/06
【5月の天体ドーム】望遠鏡で長門の星を観測しませんか?
観望好期の「木星」を観測しませんか?
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アルクトゥルス、ミザールは5月中頃迄
![](https://otanisanso.co.jp/wp_v2/wp-content/uploads/2018/04/Arcturus-Otanisanso-1.jpg)
【木星】 直径が地球の11倍、体積が1000倍と地球が1000個分入る程の太陽系最大の惑星。 水素90%、ヘリウム10%のガスの惑星なので、表面は気体のガスとアンモニア等を 成分とした雲でおおわれています。 また、木星といえば独特の縞模様が印象的です。 これは、9時間56分という太陽系で一番速い自転と内部からの熱があいまって、 秒速100m以上の風が東西を交互に吹いており、それに乗って流れてゆくガスや雲が つくりだしております。 観望ポイントとしては、木星の横に並ぶ4つの衛星。 かつて、17世紀にガリレオ・ガリレイがレンズの直径が4cmしかない小さな望遠鏡 で観測していたので「ガリレオ衛星」と呼ばれています。 地球には、月という衛星がありますが、木星には60個以上の衛星がございます。 中でも、特に大きいイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つの衛星が望遠鏡 でご覧いただけます。 中でも、ガニメデは月よりも大きい太陽系で一番大きな衛星です。 さらにイオは今でも活発な火山活動をしており、エウロパは表面が氷に覆われて いますがその下には海があり、生命の存在が期待されています。 ※衛星=惑星の周りを周っている星を衛星といいます。※ご宿泊者のお客様は無料でご覧いただけます。ぜひ、大谷山荘の天体ドームで星空観測をご体験くださいませ。お待ちいたしております。
<5月の星空観測予定>
●5月6日(日)~5月21日(月) ・アルクトゥルス ・ミザール ・木星(21:10頃から) ●5月23日(水)~5月31日(木) ・月 ・木星<天体ドームのご予約方法>
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■なぜ、大谷山荘に天体ドームがあるのですか?
長門/仙崎出身の金子みすゞ氏の詩を愛する当館会長の発案で、「お客様にも、長門の美しい星空を眺めていただきたい」との思いのもと、当館屋上に設置いたしました。
実は、金子みすゞ交流会のご縁で出会った、理学博士・佐治晴夫先生の「目に見えるものが、全てではありません。
真昼のお星をご覧いただきましょう」と、玉川大学の天文台で見た真昼の星のあまりの美しさに感動したことが始まりでございます。
金子みすゞ氏の誌には、長門の星にまつわる詩がございます。
![金子みすゞ](https://otanisanso.co.jp/wp_v2/wp-content/uploads/2018/05/misuzu.jpg)
※出典:金子みすゞ童謡集「わたしと小鳥とすずと」(JULA出版局)より
のどかな里山の自然に包まれた長門の夜空を眺めながら、どこか懐かしい夜のひととき、旅の思い出にお持ち帰りくださいませ。
![金子みすゞ](https://otanisanso.co.jp/wp_v2/wp-content/uploads/2018/05/misuzu.jpg)
☆星空についての豆知識☆
光の速度
- 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
- 太陽の光は地球に達するまでに8分19秒かかります
- 月の光は地球に達するまでに1.3秒かかります
宇宙の距離単位
- 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」や「天文単位」という表現を用います。
- 1光年=光が1年間に進む距離(9兆4600億Km)
- 1天文単位=太陽と地球の距離(約1億5000万Km)
地球の時間
- 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
- 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
- 地球の自転(23時間56分)=400m/秒
- 地球の公転(365日)=30km/秒
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