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【2月の天体ドーム】「夜半の明星」木星やプレアデス星団が輝く冬の夜空を望遠鏡で観測してみませんか?

明るく光る木星や月と接近するプレアデス星団など、夜空を彩る星々をお愉しみいただけます。

先月に引き続き、木星やプレアデス星団が観測好機。木星のガリレオ衛星にも注目です。

こんにちは。大谷山荘・天体ドームです。2026年2月にご覧いただける、長門湯本温泉の星空情報をご案内いたします。

肩をすくめるような寒い日が続いておりますが、冬の澄んだ夜空には変わらず明るく煌めく星々が浮かんでいます。今月は先月に続き、「夜半の明星」と呼ばれる木星と、「すばる」の名で親しまれているプレアデス星団をご観測いただけます。

木星は太陽系で一番大きな惑星です。先月1月10日に衝を迎え、今月も-2.5等級前後と、街明かりがあるようなところでも見つけられるほど明るく光っています。「夜半の明星」とも呼ばれ、地球の外側を回っているために一晩中ご覧いただけるのが特徴の一つです。望遠鏡で木星を観察すると、その周辺を巡る衛星が見つかります。衛星とは、惑星や準惑星、太陽系小天体の周りを回る星のことで、木星の衛星は現在90個以上発見されています。ほとんどは小さな衛星ですが、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つの星は大型の衛星で、1610年にガリレオが発見したことから、ガリレオ衛星とも呼ばれています。4つの内、木星に一番近い星がイオ、一番外側の星がカリストです。イオは木星の周りをわずか2日弱で一回りし、カリストは約17日ほどで一回りしますので、ガリレオ衛星の位置は短期間で変わっていくことが分かります。木星を観測される際は、ぜひガリレオ衛星の位置も併せて観測してみてくださいませ。また、今月もプレアデス星団が見ごろです。プレアデス星団は青白い星の集まりで、和名では「すばる」の名で親しまれています。肉眼では6個ほど星を見つけられますが、実際は100個以上の星が集まっている散開星団です。2月24日には、上弦の月とプレアデス星団が接近し、夜空を美しく彩る様子をご覧いただけます。ぜひ望遠鏡を通して月とプレアデス星団の共演をお愉しみくださいませ。

2月の天体にまつわる話

6つの惑星が並ぶ惑星直列

2月28日は、日没後の空で惑星直列が起こります。惑星直列というと、宇宙空間で一列に惑星が並ぶイメージがありますが、ここでの直列は一直線になるということではなく、地球から見た時に、惑星たちが同じ空に並んでるように見える現象を指します。天文学用語ではありませんが、惑星パレードとも呼ばれるこの現象、今回同じ空で観測いただける惑星は、水星・金星・海王星・土星・天王星・木星と、なんと6つもあります。また、この日は丁度木星のそばに月が出ておりますので、月を入れると7つの天体をご覧いただけます。水星と金星が地球より内側を回っていることや、また低空に浮かんでいる関係で、惑星直列を観測できるタイミングは日没のおよそ1時間後です。西の空が開けた場所で観測をお愉しみくださいませ。
※天体ドームでは、木星のみ観測いただけます。

来月は皆既月食が起こります。

3月3日、東の空で皆既月食が起こります。皆既月食とは、太陽からの光によってできる地球の影の中を、月が通る際に見られる現象です。18時50分ごろから月がだんだんと欠けていき、20時5分ごろに月全体が地球の影に入ります。最も深く影に入り込むのは20時34分ごろ。皆既食は21時3分ごろに終わり、その後月は少しずつ明るさを取り戻し、22時17分ごろに南東の空で部分食が終わります。日本全国で見られる皆既月食は2025年9月8日以来で、同じく日本全国で見られる次回の皆既月食は2029年1月1日とされています。
※天体ドームでの観測はいただけません。

2月の星空情報

星空観測予定

2月上旬…月、木星、プレアデス星団(すばる)
2月中旬…木星、プレアデス星団(すばる)
2月下旬…月、木星、プレアデス星団(すばる)

星空トピックス

2月1日(木) 満月(スノームーン)
2月4日(水) 立春、天王星が留
2月9日(月) 下弦
2月17日(火) 新月、金環日食(南極)
2月19日(木) 水星最大離角、水星が細い月と接近
2月20日(金)ごろ 土星と海王星が大接近
2月24日(火) 上弦、月とプレアデス星団の接近
2月26日(木) 水星が留
2月27日(金) 月と木星が接近
2月28日(土) 惑星直列

山口県の日の入り時刻は17:44~18:09でございます。 日ごとの日の入り時刻は、国立天文台の公式サイトでご確認いただけます。(参照:国立天文台の公式サイトへ)

暦の上では春を迎えましたが、依然として寒さの厳しい日が続いております。特に外では上着を着ていても長時間の滞在には注意が必要です。天体ドーム内は屋根が開いているため、各自で防寒対策をされますようお願いいたします。特に温泉に入られてからのご来場は湯冷めの元となりますのでお気をつけくださいませ。

2月のご宿泊・空室カレンダーはこちら

天体ドームご予約方法

詳細情報

開館時間…19:30~22:10
休館日…毎週火曜日
場所…大谷山荘屋上(8階ギャラリーに併設)
料金…ご宿泊のお客様無料
ご利用方法…事前予約制。ご宿泊日までは予約センター、当日はフロントまでお問い合わせ下さいませ。
※ご案内の人数には定員を設けております。
※天体ドームの臨時休館日はこちらからご確認くださいませ。

観測スケジュール

19:30、19:50
20:10、20:30、20:50
21:10、21:30、21:50

ご予約方法

上記よりご希望の時間をお知らせくださいませ(お電話またはご要望欄に記載くださいませ)。
※満席の場合や天候によりご覧いただけない場合がございます。
※天候により星空が観測いただけない場合は、過去の映像をご覧いただけます。

 

天体ドームからの情報一覧へ

■よくある質問 
「なぜ、屋上に天体ドームがあるのですか?」

「お客様にも長門の美しい星空を眺めていただきたい」長門/仙崎出身の金子みすゞ氏の詩を愛する
当館相談役の発案で屋上に設置いたしました。
実は、金子みすゞ交流会のご縁で出会った理学博士佐治晴夫先生のお言葉「目に見えるものが、
全てではありません。真昼のお星をご覧いただきましょう」と、玉川大学の天文台で見た真昼の星の美しさに
感動したことが始まりでございます。 
のどかな里山の自然に包まれた長門の夜空の記憶を、旅の思い出にお持ち帰りくださいませ。

星空についての豆知識

光の速度
  • 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
  • 太陽の光は地球に達するまでに8分19秒かかります
  • 月の光は地球に達するまでに1.3秒かかります
宇宙の距離単位
  • 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」「天文単位」を用います。
  • 1光年=光が1年間に進む距離(9兆4600億Km)
  • 1天文単位=太陽と地球の距離(約1億5000万Km)
地球の時間
  • 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
  • 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
  • 地球の自転(23時間56分)=400m/秒
  • 地球の公転(365日)=30km/秒
もっと詳しく星空のことを知りたい時は、 「国立天文台ほしぞら情報」 のサイトが大変参考になります。ぜひご覧になってくださいませ。