- 天体ドーム
- 2026/01/06
【1月の天体ドーム】澄んだ夜空に煌めく冬の大三角。木星も冬のダイヤモンドの傍らで輝きます。
冬のダイヤモンドや大三角の星々、観測好機を迎える木星をご覧いただけます。
一等星を繋ぐ冬のダイヤモンドやベテルギウスなど、輝きの強い天体が華やかに東の夜空を彩ります。
こんにちは。大谷山荘・天体ドームです。2026年1月にご覧いただける、長門湯本温泉の星空情報をご案内いたします。
寒さ極まるなか、凛とした夜空からはこの季節の一等星が美しい光を届けています。冬は1年のなかでも一等星が最も多い季節。東の空には、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲルが、赤いベテルギウスを囲むように輝いており、これらは、「冬のダイヤモンド」と呼ばれています。鼓型のオリオン座は、比較的見つけやすい為、これに属するリゲルやベテルギウスを基準として探してみると見つけやすいかもしれません。また、木星は今月10日に衝を迎え、今後しばらく観測に適した位置関係になります。今月はふたご座周辺に現れ、冬のダイヤモンドのそばで明るく輝く姿が見られそうです。土星は、シーズン終盤となり天体ドームではあまりご案内していませんが、まだ夜空には表れており、下旬には月との接近があります。輝きの強い星が複数現れるこの季節だけの華やかな美しさをお愉しみくださいませ。
1月の天体にまつわる話
地球と木星の距離
木星は今月10日に、太陽、地球、木星が一直線にならぶ衝を迎え、地球からの観測がしやすい位置にやってきます。等級は-2.7等級と、肉眼で見てもすぐに見つけられるほどの輝きを放ち、周囲の星々にも引けを取らない明るさを感じていただけます。太陽から木星までの距離は、太陽から地球までの距離の5.2倍(5.2天体単位)。地球と木星の距離は、位置関係により変動し、遠い時には約10億㎞離れますが、最接近する衝の位置では、約6億㎞となります。2023年に打ち上げられた木星の衛星を調査する探査機「JUICE」は、木星系に到着するまで8年かかる想定になっています。望遠鏡からは木星の特徴的な縞模様をご覧いただけますので、ぜひこの機会に観測してみてくださいませ。
赤く輝くベテルギウス
ベテルギウスは、オリオン座の左肩に位置する天体です。太陽の800倍の直径とも言われる赤色超巨星で、オリオン座の他の星のなかでも際立って見えます。「冬の大三角」の一つで、他のおおいぬ座のシリウスは比較的若く青白い光、こいぬ座のプロキオンはクリーム色をしておりますので、夏の大三角よりもカラフルに感じられるかもしれません。ベテルギウスは光の強さが変化しており、明るい時には0等級、暗い時には1等級以下まで減光します。元々半規則型の脈動変光星ではあるのですが、近年は、ダストの放出など他の要因も相まって急激な減光が観測されています。
1月の星空情報
星空観測予定
1月上旬…月、木星、ベテルギウス、冬のダイヤモンド、プレアデス星団(すばる)
1月中旬…木星、ベテルギウス、冬のダイヤモンド、プレアデス星団(すばる)
1月下旬…月、木星、ベテルギウス、冬のダイヤモンド、プレアデス星団(すばる)
星空トピックス
1月1日(木)初日の出
1月3日(土)満月(ウルフムーン)
1月5日(月)小寒
1月7日(水)しし座レグルスの食
1月10日(土)木星が衝
1月11日(日)下弦
1月19日(月)新月
1月20日(火)大寒
1月26日(月)上弦
山口県の日の入り時刻は17:15~17:43でございます。 日ごとの日の入り時刻は、国立天文台の公式サイトでご確認いただけます。(参照:国立天文台の公式サイトへ)
新しい年が始まりました。今年も皆様に美しい長門の星空をご覧いただけますようご準備し、お待ちいたしております。夜間の寒さが増しておりますので、屋根が開いている天体ドームでは各自で防寒対策をされますようお願いいたします。特に温泉に入られてからのご来場は湯冷めの元となりますのでお気をつけ下さいませ。
天体ドームご予約方法
詳細情報
開館時間…19:30~22:10
休館日…毎週火曜日
場所…大谷山荘屋上(8階ギャラリーに併設)
料金…ご宿泊のお客様無料
ご利用方法…事前予約制。ご宿泊日までは予約センター、当日はフロントまでお問い合わせ下さいませ。
※ご案内の人数には定員を設けております。
※天体ドームの臨時休館日はこちらからご確認くださいませ。
観測スケジュール
19:30、19:50
20:10、20:30、20:50
21:10、21:30、21:50
ご予約方法
上記よりご希望の時間をお知らせくださいませ(お電話またはご要望欄に記載くださいませ)。
※満席の場合や天候によりご覧いただけない場合がございます。
※天候により星空が観測いただけない場合は、過去の映像をご覧いただけます。
■よくある質問 「なぜ、屋上に天体ドームがあるのですか?」 「お客様にも長門の美しい星空を眺めていただきたい」長門/仙崎出身の金子みすゞ氏の詩を愛する 当館相談役の発案で屋上に設置いたしました。 実は、金子みすゞ交流会のご縁で出会った理学博士佐治晴夫先生のお言葉「目に見えるものが、 全てではありません。真昼のお星をご覧いただきましょう」と、玉川大学の天文台で見た真昼の星の美しさに 感動したことが始まりでございます。 のどかな里山の自然に包まれた長門の夜空の記憶を、旅の思い出にお持ち帰りくださいませ。
星空についての豆知識
光の速度
- 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
- 太陽の光は地球に達するまでに8分19秒かかります
- 月の光は地球に達するまでに1.3秒かかります
宇宙の距離単位
- 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」「天文単位」を用います。
- 1光年=光が1年間に進む距離(9兆4600億Km)
- 1天文単位=太陽と地球の距離(約1億5000万Km)
地球の時間
- 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
- 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
- 地球の自転(23時間56分)=400m/秒
- 地球の公転(365日)=30km/秒
もっと詳しく星空のことを知りたい時は、 「国立天文台ほしぞら情報」 のサイトが大変参考になります。ぜひご覧になってくださいませ。