火星

火星

2年と2か月ごとに地球に近づく赤い惑星、火星が現在地球に接近しており、4月17日に9000万kmまで地球に近づきます。
今年の火星は白色に輝くおとめ座のスピカの近くに位置し、スピカとは対照的に赤い光を放っているので、肉眼でもすぐに確認できるでしょう。
ただ火星は太陽の周りをまわる軌道がいびつな楕円形をしているので、地球に近づくときも、大接近、中接近、小接近とあり、今年は準小接近となるので望遠鏡で観測するには良い条件とはいえません。
それでも、観測条件に恵まれた日には、南極と北極をおおう白いドライアイスの層、極冠が観えることと思います。

☆4月の星空情報はこちらをクリック→ [国立天文台ほしぞら情報]

 

光の速度

  • 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
  • 太陽の光は地球に達するまでに
    8分19秒かかります
  • 月の光は地球に達するまでに
    1.3秒かかります

宇宙の距離単位

  • 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」や「天文単位」という表現を用います。
  • 1光年=光が1年間に進む距離
    (9兆4600億Km)
  • 1天文単位=太陽と地球の距離
    (約1億5000万Km)

地球の時間

  • 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
  • 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
  • 地球の自転
    (23時間56分)=400m/秒
  • 地球の公転
    (365日)=30km/秒