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皆既月食

皆既月食

10月8日は皆既月食が見られます。 月食は、太陽によって作られる地球の影に、月が入る現象です。 したがって地球をはさんで太陽と月が正反対側にいるとき、つまり満月のときに限っておこります。 満月の度におこらないのは、月の軌道面が地球の軌道面と傾斜しているためで(平均5度7分)、両軌道の交点付近で満月になったときにのみ月食となります。 皆既食の月は完全に黒くなく、赤道色を呈します。 これは地球の大気のために日光が屈折して、本影中に入り込むためです。 赤銅色を呈するのは、日光が大気中を長い間通るために、短波長の光は大気中で散乱し長波長光のみが通り抜けてゆくことによります。

☆10月の星空情報はこちらをクリック→ [国立天文台ほしぞら情報]

 

光の速度

  • 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
  • 太陽の光は地球に達するまでに
    8分19秒かかります
  • 月の光は地球に達するまでに
    1.3秒かかります

宇宙の距離単位

  • 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」や「天文単位」という表現を用います。
  • 1光年=光が1年間に進む距離
    (9兆4600億Km)
  • 1天文単位=太陽と地球の距離
    (約1億5000万Km)

地球の時間

  • 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
  • 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
  • 地球の自転
    (23時間56分)=400m/秒
  • 地球の公転
    (365日)=30km/秒