土星

土星

5月末に地球に近づく土星がこれから官房の好機を迎えます。 自転軸が26.7°傾いた状態で太陽の周りを30年かけて一周する土星のリングは、15年毎に地球から見て水平になるため、厚さが100m前後しかない輪は細い線のようになってしまいます。 2010年がその年に該当していました。 それ以降、和は少しずつ開いており、今年は一段と見やすくなっています。 最近、土星の衛星のエンケラドスが生命に必要な三つの条件、水、有機物、熱がそろっているため、原始的な生命が存在するかもしれないと注目されています。 10年来土星を周回しながら探査を続けているカッシーニが、数々の新しい発見をしていることもあって、土星と60個以上あるその衛星は、科学者たちにとっても興味の尽きない天体となっています。 ☆5月の星空情報はこちらをクリック→ [国立天文台ほしぞら情報]

 

光の速度

  • 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
  • 太陽の光は地球に達するまでに
    8分19秒かかります
  • 月の光は地球に達するまでに
    1.3秒かかります

宇宙の距離単位

  • 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」や「天文単位」という表現を用います。
  • 1光年=光が1年間に進む距離
    (9兆4600億Km)
  • 1天文単位=太陽と地球の距離
    (約1億5000万Km)

地球の時間

  • 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
  • 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
  • 地球の自転
    (23時間56分)=400m/秒
  • 地球の公転
    (365日)=30km/秒