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ペルセウス座二重星団

ペルセウス座二重星団

勇士ペルセウスが振りかざす長剣の柄のあたりに目を向けると、天の川の一部が特に濃くなったように見えるところがあるのに気づくだろう。 肉眼ではそこまでしかわからないが、双眼鏡で見ると2つの星の集団らしいかたまりが、ぴったり沿っているのがわかる。 これが有名なペルセウス座の二重星団で望遠鏡を向けると、2つの似たような散開星団が並んで、視野いっぱいに星がまかれ、目の覚めるような美しい光景となって見える。 星の数はどちらもおよそ300個で、星粒の明るいこともあって、その見事さが想像できることだろう。 まだ年齢の若い数百万歳の青白い星たちの群れというのが実態だ。 成美堂出版「四季の星座」より

☆10月の星空情報はこちらをクリック→ [国立天文台ほしぞら情報]

 

光の速度

  • 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
  • 太陽の光は地球に達するまでに
    8分19秒かかります
  • 月の光は地球に達するまでに
    1.3秒かかります

宇宙の距離単位

  • 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」や「天文単位」という表現を用います。
  • 1光年=光が1年間に進む距離
    (9兆4600億Km)
  • 1天文単位=太陽と地球の距離
    (約1億5000万Km)

地球の時間

  • 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
  • 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
  • 地球の自転
    (23時間56分)=400m/秒
  • 地球の公転
    (365日)=30km/秒