風の色
「青柳の 糸みどりなる 風の色」
当館旅亭の入り口に、掛けております表千家の堀内宗心宗匠の書かれた色紙の句です。
当館前の音信川に沿って立ち並んでいる柳も、丁度この句のように、糸のようにすーっと伸びた柳の枝に、薄い緑色の芽が風と共に揺らいでいて、「あー、これが風の色なのか」と感じさせてくれました。
久しぶりに音信川の遊歩道を歩いてみましたら、桜の蕾もまだまだ固いものの、少し黄色く膨らんでいました。
これからだんだん春色に変わってゆくのが楽しみです。
毎年3月下旬から4月上旬に掛けて川辺に沿って美しい桜が咲き並びます。
遊歩道の散策の途中川辺にある足湯に浸かってゆっくりなさるのもこれからの季節には最高です。
どうぞのどかな湯本温泉の春をお楽しみくださいませ。