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【萩焼】萩焼深川窯の陶芸家・坂倉正紘氏の器を仕入れました~萩焼ギャラリーより

萩焼ギャラリーに、坂倉正紘氏の器を入荷いたしました

sakakura-masahiro-pottery-chaki2-otanisanso 長門湯本温泉を包む山々の緑が、日一日と葉を広げ、風に揺れる緑が美しい季節となってまいりました。おでかけにも嬉しい季節でございます。萩焼ギャラリーでは、萩焼深川窯の若手陶芸家として注目されている坂倉正紘氏の器を仕入れてまいりました。坂倉正紘氏は、長門市深川湯本三ノ瀬の地に約360年以上も続く伝統ある萩焼窯元・十五代 坂倉新兵衛先生のご子息。 代々受け継いだ萩焼の伝統を踏襲しながらも、新しい萩焼のスタイルを築くべく作陶しておられます。本日は、窯元へ伺い、坂倉正紘氏がご用意くださいました器の中から選んだ作品の一部をご紹介いたします。

手のひらに広がる幸せ。自分だけの「酒盃」を持ってみませんか?

sakakura-masahiro-pottery-sake3-otanisanso まず、目を引いたのが酒盃。手のひらに収まるほど小さな酒盃ですが、その一つひとつに趣がございます。萩焼らしい素材(土)の質感。土を研究してゆくと、様々な色あいや質感が生まれてくるとのこと。土の力を引出しながら作陶されている坂倉正紘氏ならではの器でございます。萩焼ギャラリーでは、ぜひ、実際に手に取り、風合いを感じてくださいませ。「この酒盃で、あの日本酒を呑みたい」「あの日本酒にあう酒盃はこれかな?」など、思いを巡らせながら選ぶ酒盃で、日本酒をより深く楽しんでみてはいかがでしょうか?sakakura-masahiro-pottery-sake-otanisanso

暮らしの中でやすらぐ、特別な時間 masahiro-pottery-yunomi-otanisanso

続きまして「萌黄」。今回、湯呑、花入、酒盃を仕入れてまいりました。萌黄(もえぎ)とは、鮮やかな黄緑色で、春先に萌える若芽の色のことでございます。若さを象徴する色として平安時代から用いられていたようで、平家物語にも「萌黄縅」という言葉が登場いたします。萩焼の素材感を大切にしながらも、今の暮らしの中に自然に溶け込む爽やかで上品な風合いは、日常に特別なやすらぎを演出してくれます。新緑が美しい三ノ瀬の地をイメージさせる「萌黄」。気に入っていただけましたら、ぜひ山口ののどかな旅を思い出しながら、ご自宅でご愛用いただけますと幸甚でございます。(画像は、坂倉新兵衛窯にて撮影) sakakura-masahiro-yunomi-otanisanso

手にとって、触れてみて。お気に入りの萩焼を選ぶ

sakakura-masahiro-pottery-chaki2-otanisanso 萩焼ギャラリーでは、長くご愛用いただけるよう、陶芸家の作品を手にとってお確かめいただけます(一部除く)。重さや肌ざわり、手元にしっくりとくる形状など、作品によりそれぞれの個性がございます。見た目だけでは感じることのできない微妙な違いをぜひ、お確かめくださいませ。

今回、仕入れました坂倉正紘氏の作品リスト

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  • 萩  刷毛目茶碗
  • 萌黄  花入
  • 萌黄  湯呑
  • 萌黄  酒盃 二種類
  • 萩酒盃(大道粉引)
  • 萩酒盃(刷毛目)
  • 萩酒盃
  • 輪花豆鉢 二種類

実際に使い心地を確かめる。萩焼ギャラリーカフェ「café&pottery音」へ

cafe&pottery-otanisanso大谷山荘より徒歩9分。萩焼・深川窯の若手陶芸作家の器でオリジナルコーヒーをおたのしみ頂けるカフェ。店内には、萩焼・深川窯の坂倉正紘氏、田原崇雄氏、坂倉善右衛門氏の作品をご覧いただけるギャラリーになっており、可愛らしい一輪挿しや作家さんたちの感性が伝わるマグカップ、まめ皿、酒器もございます。ギャラリーは、作家さん自ら作品を置かれているそうで、ここでしか見られない作品ばかり。店長がお客様の雰囲気に合せて萩焼の器をセレクトしてくれるので、陶芸に詳しくない方でも気軽に萩焼に触れていただけます。実際に触れて、確かめて。作り手の思いが伝わる器を見つけて、日常の中にほっとする時間を作られてみてはいかがでしょうか?

育てるように長く愛用する。共に歩んだ時間がもたらす色合いの変化

masahiro-pottery-chaki-otanisanso「萩の七化け」。時と共に色を変えてゆく萩焼は長年、玄人である茶の湯の人々を魅了してまいりました。その変化は、使う人によって異なり、使い込むほどに味わいが広がると言われております。色合いの変化に、萩焼の器をもつ主人の個性が宿る。慣れ親しみ、ともに歩んできた時間を現してくれます。お気に入りの萩焼の器がございましたら、ぜひ育てるように長くご愛用くださいませ。

坂倉正紘氏の陶歴

  • 1983年 十五代坂倉新兵衛先生の長男として、山口県長門市に生まれる
  • 2007年 東京芸術大学美術学部彫刻科 卒業
  • 2009年 同大学大学院彫刻専攻 修了
  • 2011年 京都市伝統産業技術者研修 修了
  • 2013年 現在形の陶芸 萩大賞展 入選(2回)
  • 2016年 美濃茶盌展 入選(2回) 陶美展 入選
  • 2017年 田部美術館大賞 茶の湯の造形展 入選 現代茶陶展 入選 ディスカバリーチャンネル「明日への扉」 (athome) 出演
坂倉新兵衛窯の公式サイトでは、土づくりから窯焚までの工程をひとつひとつ丁寧に解説されており、萩焼の魅力が伝わる非常にわかりやすいページでございます。ぜひ一度、ご覧くださいませ。(下記画像:萩焼深川窯の地・三ノ瀬周辺の風景)

坂倉新兵衛窯の公式サイトを見る

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■お取扱い店舗情報
●大谷山荘2階「萩焼&金子みすゞギャラリー」
(場所:お土産処「山茶花」向い)
»萩焼ギャラリーの様子を見る
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●萩焼ギャラリーカフェ「café&pottery音」

・場所:音信川沿い、大谷山荘より徒歩約9分
・住所:山口県長門市深川湯本1261-12
・営業時間:11:00~17:30(定休日:火・水)
・おすすめポイント:店長メイドのガトーショコラやチーズケーキなど
»最新情報は、お店のフェイスブックページへ

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