1. TOP
  2. 大谷山荘だより
  3. 【施設情報】別邸音信のオリジナル焙煎coffeeが新登場。最高峰「トップ・オブ・トップ」のゲイシャ種を味わう。

【施設情報】別邸音信のオリジナル焙煎coffeeが新登場。最高峰「トップ・オブ・トップ」のゲイシャ種を味わう。

風味豊かなスペシャルティコーヒー。「トップ・オブ・トップ」に輝く一杯を音信の客室でお愉しみいただけます。

このたびスペシャルティコーヒーを専門に扱うSaï Coffee Roasteryとコラボレーションし、オリジナル焙煎coffeeの取り扱いを開始いたしました。ご用意いたしましたコーヒーは、カッピング基準による採点で88点以上の品質を誇る、トップ・オブ・トップのスペシャルティコーヒーです。使用している豆は、香りが特徴的なグアテマラ産の「ゲイシャ種」。窓の外に広がる山々の景色を眺めながら、お部屋でのくつろぎのひとときに、風味豊かな一杯をゆっくりとお愉しみくださいませ。

世界を魅了する「ゲイシャ種」。音信オリジナル焙煎coffeeのこだわりとは

ゲイシャ種の原産は、東アフリカのエチオピア南西部に位置する「ゴリゲシャの森」にあります。野生のコーヒーの木として発見された後、中米など世界各地へと渡っていきました。ゲイシャ種の一番の特徴は、従来のコーヒーのイメージを覆すような、フルーティーとフローラルが掛け合わされた香りです。コーヒー業界では「ゲイシャフレーバー」と呼ばれる、特有の風味が味わえます。特にパナマ産のゲイシャは、その卓越した品質から、世界中のバイヤーがこぞって買い付けを目指すほどの、高い評価を集めています。

ゲイシャフレーバーは、土壌によってフレーバーが出る場所と出にくい場所があり、パナマ産のものが最もフレーバーの出る地として知られていますが、ゲイシャ種の中より、このたび当館が選びましたのが、グアテマラにある「エル・ピニャル農園」で育てられた豆です。エル・ピニャル農園は、栽培から収穫、品質管理、保管に至るまでを家族全員で行っている家族経営の農園です。国際的な品評会であるCOE(カップ・オブ・エクセレンス)でも上位にランクインされる名高い農園であり、生豆の水分値を最も風味が保たれる10%台に整え、真空バキューム包装で出荷するなど、豆に対する情熱が高いことで知られています。Saï Coffee Roasteryの齊藤光信氏はこのエル・ピニャル農園の豆をカッピングした際、パナマに負けないほどのゲイシャフレーバーを感じたと言います。この感動を皆さまに伝えたいという思いから、エル・ピニャル農園のゲイシャ豆の取り寄せに踏み切りました。

もう一つ、エル・ピニャル農園のゲイシャ豆が選ばれた理由として挙げられるのが、豆の硬さです。焙煎には「浅煎り」「中煎り」「深煎り」があり、加熱する時間によって香りや酸の量を調整しますが、どの程度まで焙煎に耐えられるかは、豆の硬さによって異なります。柔らかな豆は深煎りにすると香りが失われやすいのに対し、硬い豆は深煎りにしても、浅煎りに通じる豊かな香りと酸を残すことができます。エル・ピニャル農園の豆をさまざまな焙煎度合いで試した結果、浅煎りから深煎りまで美味しさを保つ、ほどよい硬さを備えていることが分かりました。幅広い焙煎に対応できる豆の特性が、選定の決め手の一つとなりました。

エル・ピニャル農園のゲイシャ豆のように、トップ・オブ・トップの豆はフルーティーな甘さと香りが特徴的なため、バリスタとしてのおすすめは「浅煎り」です。しかしながら、一般的には馴染みがないほどフルーティーな風味に驚かれる方も少なくありません。そこで、特有のゲイシャフレーバーを存分に感じていただきつつも、当館のお客様が最も美味しくお愉しみいただけるバランスを探求すべく、異なる焙煎度合いと豆の挽き方を変えて、幾度となく試飲を重ねました。豆が持つ芯の強さを活かし、ゲイシャならではの華やかな酸味やフルーツ感を残しながらも、深みと飲みやすさが美しく調和する「中煎り」へと辿り着きました。

さらに、客室でどなたでも簡単に最高の一杯をお愉しみいただけるよう、抽出レシピにも徹底的にこだわりました。客室のコーヒーカップの形状にあわせ、数あるドリップバッグの中から、お湯に浸けて抽出する「Xタイプ」を厳選。温度計や計量器のないお部屋の環境でも本来の豊かな風味を確実に引き出せるよう、豆の挽き方を変えながら何度も試飲とミリ単位の微調整を繰り返し、3分間浸けておくだけで味が安定する「中細挽き」というベストな条件を導き出しました。豆の選定から焙煎、そして誰が淹れても美味しくなる抽出レシピの確立に至るまで、企画のスタートから完成までには、実に1年以上もの歳月を費やされました。

希少な豆との奇跡的な出会いと、1年以上の歳月、そして数え切れないほどの試行錯誤が結実して誕生した別邸音信オリジナル焙煎coffee。その味わいはまるで上質な紅茶(ティーライク)のようで、ピーチやオレンジ、プラムを思わせる華やかな風味に、カラメルのような甘さが重なります。

トップ・オブ・トップのスペシャルティコーヒーを、音信ブランドショップや大谷山荘のお土産処「山茶花」にて取り扱っております。

客室飲料として

音信へご宿泊いただくお客様へのおもてなしとして、お部屋にオリジナル焙煎coffeeをご用意しました。個包装されたドリップパックを開けた瞬間に広がる、ゲイシャ種ならではの華やかな香り。ゆっくりと丁寧にお湯を注ぎ進めると、果実を思わせる甘く芳醇なアロマが立ち上り、五感を優しく包み込みます。

※個包装のドリップバッグで客室にご用意いたしております。
※画像はイメージです。

ご朝食のサービスとして

また、音信のお食事処「日本料理 雲遊」では、ご朝食時にも提供しております。スペシャルティコーヒーの豊かな風味をお楽しみいただけますよう、当館ではSaï Coffee Roasteryの齊藤氏をお招きし、コーヒーのご提供方法について直接講習を受けております。

・提供会場:別邸音信2階 日本料理 雲遊
・提供時間:7:00~10:00
※画像はイメージです。

お土産として

オリジナル焙煎coffeeは、別邸音信ブランドショップ、大谷山荘お土産処「山茶花」にて販売しております。ご家族やご友人などへの贈り物にもおすすめです。

・内容:
ドリップバック5パック(1箱)・・・8,100円(税込)
ドリップバック1パック・・・1,620円(税込)

[ブランドショップ 施設概要]
・場所:別邸音信1階
・営業時間:7:00~21:00

[お土産処「山茶花」 施設概要]
・場所:大谷山荘2階
・営業時間:平日 8:00~11:30/13:30~20:00
      土日祝 8:00~20:00

お土産処「山茶花」 について

オリジナル焙煎coffee プロファイル

生産国:グアテマラ
農園名:エル・ピニャル農園(El Pinal)
品種:ゲイシャ種
精製方法:ウォッシュド
焙煎度合い:中煎り
挽き目:中細挽き
<味わいの評価>
香り(華やかさ):★★★★★
酸味(果実味):★★★★☆
コク(甘み・余韻):★★★★☆
上質な紅茶を思わせる「ティーライク」な印象の奥に、ピーチ、オレンジ、プラムのような華やかな果実味が広がります。口に含むととろりとした滑らかな質感があり、カラメルのような心地よい甘さが長く続くロングアフターテイスト(余韻)が魅力です。

世界中のスペシャルティコーヒーを届けるSaï Coffee Roastery

Saï Coffee Roastery 齊藤光信氏プロフィール

Saï Coffee Roastery統括マネージャー。Saï Coffee Roastery山口店とSaï Coffee Roastery下松店の2店舗を運営。2026年12月に新ブランド「ten thousand coffee roastery」を、長門湯本温泉にオープン予定。

コーヒーを通じて「感動の連鎖」を──代表・齊藤氏と大谷山荘が共鳴した想い

「私がスペシャルティコーヒーの世界にのめり込んだのは、初めてトップレベルの一杯を口にした時の衝撃が原点です。『この感動を人に伝えたい』という想いが、私の中にずっとあり続けています」と齊藤氏は語ります。齊藤氏にとって、遠く離れた異国の農園から届く生豆は「封印された手紙」のようなもの。焙煎によってその封を開き、現地の情熱や風景を一杯のコーヒーとして引き立てるプロセスには、「子どもの頃におもちゃ箱を開ける時のような、終わらないワクワク感がある」と言います。その「感動を伝えたい」という齊藤氏の情熱は、長門湯本の地での出会いによってさらなる広がりを見せました。温泉街のイベント時に齊藤氏が淹れたコーヒーを飲んだ弊社代表の大谷がその味わいに深い感銘を受け、「この感動を、お客様にもぜひ伝えたい」と意気投合したことで、今回のオリジナル焙煎コーヒーのプロジェクトが動き出しました。「妥協なく良いものを追求し、街や人をより良くしていこうとする大谷山荘の高い熱量は、世界トップクラスの豆を育てる農園の情熱と非常に親和性が高いと感じています。私自身の感動から大谷社長へ、そして別邸音信で過ごされるお客様へ。農園の想い、焙煎士の情熱、そして大谷山荘様のおもてなしの心が連鎖して生まれた最高の一杯を、特別な空間でゆっくりと味わっていただきたいですね」と齊藤氏。

Saï Coffee Roasteryについて

今回、最高の一杯をともに創り上げたSaï Coffee Roasteryでは、世界中から厳選した個性豊かなスペシャルティコーヒーを扱っております。スペシャルティコーヒーは、生産者の丁寧な栽培と徹底した品質管理によって生まれる、特別なコーヒーです。品質にこだわって作られたコーヒー豆の中で、さらに良いものだけを厳選、焙煎・抽出し、カッピング評価80点以上を獲得する豆のみがスペシャルティコーヒーと呼ばれ、それは世界で流通するコーヒー全体のわずか約5%という希少な品質を誇ります。Saï Coffee Roasteryが扱うスペシャルティコーヒーには、主に4つの特徴がございます。

スペシャルティコーヒーの特徴

1)生産地や農園が明確である「トレーサビリティ」がある
ほとんどのコーヒーは、生産に関する情報について、産地までしか分からないことが多く、そのことが「普通」とされておりますが、Saï Coffee Roasteryでは、生産地の農園と直接取引を行い買い付けをする「ダイレクトトレード」を行っております。豆の生産地・生産者が明確になることは、コーヒーを味わう人にとって安心感をもたらすことにも繋がり、また品質の面でも、直接取引の中で農園へ情報やアイディアを提供することで、生産者とともに、より良いコーヒーを作り続けていくことができる仕組みを取り入れています。

2)欠点豆が少なく、厳しい品質基準をクリアしている
コーヒーの味わいを大きく左右するのが、「欠点豆」の存在です。虫食い豆、カビ豆、未成熟な豆、黒ずんだ豆などの欠点豆が混ざっていると、コーヒー全体に濁りや不快な苦味、エグみといった雑味をもたらしてしまいます。スペシャルティコーヒーとして認められるためには、焙煎前この欠点豆を取り除く必要があります。膨大な量の豆の中から、欠点豆を一つひとつ取り除くといった丁寧な選別作業を重ねることで、雑味のない純粋な豆の風味を味わっていただけます。

3)風味が豊かで個性的であること
従来のコーヒーに対するイメージといえば、「苦くて濃いもの」という印象が強いかもしれません。しかし、スペシャルティコーヒーは、花のような香りのものや、フルーツの甘さを感じるものなど、驚くほど風味が豊かで個性的です。また、単純にフルーティーといっても、ストロベリーのような風味や、ピーチのような風味など味わいの幅が広く、豆ごとに異なる風味を感じられるのも特徴です。

4)専門の審査員による厳格な評価(カッピング)
これらすべての条件を満たした上で、最終的に「スペシャルティコーヒー」としての認定を受けるためには、専門の審査員による厳格な品質評価(カッピング)を経なければなりません。カッピングは、完全に同一の条件下でコーヒーを抽出し、その品質を客観的に評価する手法です。100点満点中、80点以上のスコアを獲得した生豆だけが、初めて「スペシャルティコーヒー」という最高品質の称号を得て世界に流通することができます。この80点以上に達するコーヒーは、世界のコーヒー流通量全体のわずか5%程度に過ぎないと言われています。評価項目は8つあり、下記の内容が評価基準となっております。(各項目8点満点+基礎点36点=100点満点)

  • (香り)フレグランス/アロマ:粉の状態(フレグランス)と、湯注時(アロマ)の香り
  • (風味)フレーバー:口に含んだ瞬間に広がる全体的な風味の印象
  • (余韻)アフターテイスト:コーヒーを飲み込んだ後に残る、心地よい後味の長さ
  • (酸味)アシディティ:単純な酸味ではなく、フルーツのような爽やかで明るい酸味の質
  • (質感)マウスフィール:口に含んだ時のとろみ、重さ、舌触り
  • (調和)バランス:甘さ・酸・コクなど全ての風味要素が調和しているか
  • (液体のきれいさ)クリーンカップ:雑味や濁り、渋みや薬品臭などの欠陥風味が一切ないこと
  • (甘さ)スイート:甘さの度合い

コーヒーピラミッド

先ほどの、専門の審査員による品質評価について、コーヒーの流通量の割合と併せて分かりやすく図にしたものがコーヒーピラミッドです。品質が高いものほど、流通量が少なくなっていきます。ピラミッドは大きく5層に分かれており、下層から順に、下記の評価基準で分けられています。

・コマーシャルコーヒー
SCAJ、COEカップ評価76点未満のもので、一般的に流通しているコーヒー。
・プレミアムコーヒー
SCAJ、COEカップ評価76点以上のもので、品質管理が行き届いた良質なコーヒー。
・スペシャルティコーヒー
SCAJ、COEカップ評価80点以上のもので、トレーサビリティがあり、風味豊かで欠点豆が少なく良質なコーヒー。
・トップ・スペシャルティコーヒー
スペシャルティコーヒーの中でも、SCAJ、COEカップ評価85点以上のもので、希少性が高く高品質なコーヒー。
・トップ・オブ・トップ
スペシャルティコーヒーの中でも、SCAJ、COEカップ評価88点以上のもので、一般市場には流通していない高価格なコーヒー。

当館のオリジナルコーヒーは、まさにこのピラミッドの最頂点に位置する「トップ・オブ・トップ」。ぜひ評価基準と合わせながら、ゆっくりと味わっていただけますと幸いです。

新ブランド「ten thousand coffee roastery」

現在、Saï Coffee Roasteryでは長門湯本にて新ブランド「ten thousand coffee roastery」のオープンを進めています。 この名前は「10,000キロの旅」に由来しています。コーヒーの発祥地であるエチオピアから、グアテマラなどを経由して10,000キロの旅をして届いた生豆を、齊藤氏は「手紙」に例えます。生豆の段階では封印されている現地の物語や農園の情熱が、日本で焙煎されることによって初めて花開き、一杯の液体となって溢れ出す――それはまるで、現地から送られた手紙を開封する胸の高鳴り・・・そんな浪漫あふれるコンセプトが込められています。
オープンは2026年12月を予定。エチオピア産コーヒー専門店として誕生する新たな店舗に、ぜひご期待ください。

Sai Coffee Roastery公式サイト