- 山口の食
- 2020/09/10
【お食事】長州どりを地元食・焼鳥で、旬の海山の幸とともにふるまう「焼鳥会席」、はじめました。
2020年8月1日、炭火焼鳥を専門に提供する「深川」がオープンいたしました。
長門市は、人口ひとりあたりの焼鳥店舗数が全国トップクラスと言われている焼鳥のまち。「せっかく長門に来たのだから、地元の名物料理を食べたい」「いつもと違う料理をたのしみたい」とのお声にお応えし、このたび、炭火焼鳥を専門に提供する「深川」がオープンいたしました。
毎月替わりの旬の和食をベースに、山口県産地鶏「長州黒かしわ」や、名産「長州どり」をご堪能いただける焼鳥、さらに和牛ヒレステーキを加えてお献立した、「焼鳥会席」をご提供いたします。長門の食文化をご堪能いただけるオリジナル会席で、贅沢な夜のひとときをお過ごしくださいませ。
豊かな自然が育んだ、ながと焼鳥のおいしさの秘訣
海山に囲まれた長門市(二位ノ浜で撮影)
日本海に面した長門市は、もともと漁業が盛んなまちで、魚のすり身を使用した蒲鉾を代表とする水産加工品を多く出荷しています。製造工場で余った魚粕は、鶏にとって大切な飼料に変わるため、農家の副業として養鶏業が発達したと言われています。さらに、長門の漁師が海に出るころ、陸地で待つ奥様方が帰ってくる漁師達をもてなそうと、焼鳥屋を営むようになったことから、焼鳥が長門のまちに根付いたとか。全国でも珍しい養鶏専門の農協「深川養鶏農業協同組合」もあり、地鶏の種苗事業や、新鮮な鶏肉の供給を行っています。おいしい鶏が育つ環境と、それを食するながとの文化が、当地で愛される焼鳥を生み出しています。
焼鳥会席のお勧めポイント
このたび、長門でお召し上がりいただく焼鳥を、最高の状態でご提供できますよう、専門会場「深川」にて職人がお客様の目の前で焼き上げます。焼鳥の提供は、炭の火起こしから始まります。炭火焼きの良さは、燻煙の香ばしい香りをまとうことだけでなく、赤外線効果による、表面の美しい焼き目、身の中までふっくらと火を通して旨味いっぱいの味わいを作り出すことにございます。焼きあがりを計算して丁寧に串打ちした後、じっくりと、一本一本時間をかけて仕上げます。鶏の肉質を感じる「もも串」には「長州黒かしわ」を使用、素材の良さをしっかりと感じていただけますよう、塩でお召し上がりいただきます。味わいに個性が出る「つくね」は、職人が工夫を凝らした一品。通常は食感作りに「軟骨」を使用しますが、代わりに地元野菜の「ごぼう」などを使用し、地域ならではの旨味を感じていただけます。料理長厳選の食材で構成した和の料理と長門焼鳥のコラボレーションを、じっくりとお愉しみくださいませ。
〈使用食材〉
・山口県産地鶏・長州黒かしわ
天然記念物である黒柏鶏を元に交配した深川養鶏農業協同組合の最高級ブランド鶏。約100日間大切に育てられた長州黒かしわは、しっかりとした歯ごたえのなかに柔らかさを感じる旨味いっぱいの肉質です。
〉画像提供・参考:長州黒かしわ(深川養鶏農業協同組合)
・長門の銘柄鶏・長州どり
緑ゆたかな環境でのびのびと「平飼い」された長州どり。5種のハーブをブレンドした飼料で育てられ、
健康的で風味の良い肉をお届けしています。
〉参考:長州どり(深川養鶏農業協同組合)
〈お勧めのワイン〉
当館ソムリエが選んだ、焼鳥とのマリアージュにぴったりのワインです。
マーガレットリヴァー シラーズ (Margaret River-Shiraz /赤ワイン)\8,800(税込)
●産地:西オーストラリア ●品種:シラーズ ●特徴:渋みも少なく、華やかなバニラの樽香が特徴
ハツ、レバー、つくね等のやわらかい串にセレクトいたしました。
※メニューは変更になる場合がございます。
焼鳥会席(2020年9月献立一例)
- 季節の先付
- スープ:長州黒かしわスープ
- 季節の造り
- 焼鳥:長州鶏(せせり・砂肝・ハツ・つくね・皮)、長州黒かしわ(もも)
- その他:季節の野菜、むつみ豚
- 口直し:季節のグラニテ
- 強肴:山口県産和牛フィレ
- 季節の鉢物
- 季節の食事
- 水菓子:季節の果物
※ご夕食開始:18:00又は19:00開始
要望欄に上記より希望時間帯をお知らせください
(予約状況により、ご希望に添えない場合もございます)
※旬の食材を取り入れた月替りのお献立。
季節により食材とお献立を変えてご用意いたしております。