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【1月の天体ドーム】寒天に煌めく冬のダイヤモンドを見つけてみませんか?

冬の宝石をなぞらえる6つの一等星に注目です

霜天を誘う風が吹き寄せ、向寒の兆しを感じるようになってまいりました。
冬本番となるこの時期に、空の宝石「冬のダイヤモンド」が見頃を迎えます。
冬のダイヤモンドを観測する際には、代表的な冬の星座であるオリオン座から反時計回りに辿っていただくと比較的見つけやすくおすすめでございます。
オリオン座の青白いリゲルを起点に、全天で最も明るいおおいぬ座のシリウス、天の川を挟んだ先にこいぬ座のプロキオン、ここまでは青白い星が続きます。次に、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラがほのかなオレンジ色の光を放ち、最後におうし座のアルデバランが赤色に輝き、最初のリゲルへ戻ると大きな六角形が出来上がります。
冬のダイヤモンドを形成する6つの星すべてが、明るい光を放つ一等星であり、さらにオリオン座のリゲルの対となるように赤色に輝いているベテルギウスも、賑やかな冬の空を一層華やかに彩る一等星でございます。
シリウスとプロキオンを辿り、ベテルギウスを繋いで形成される三角形は「冬の大三角形」と呼ばれ、冬の星を探す上で重要な目印になります。
夏の夜空を美しく魅せる天の川を冬にも見ることができるのはご存知でしょうか。
オリオン座・おおいぬ座・おうし座と、ふたご座・こいぬ座・ぎょしゃ座の間をじっくりとご覧いただくと、冬の天の川が見えてまいります。
夏と比べると少々淡く見えておりますが、これは日本が夏の時に銀河系の中心に向くようになり、冬には銀河系の外側を向くようになるためでございます。
月明かりのない日にご覧いただくことが条件となりますが、冬のダイヤモンドや大三角を観測する際は、冬の天の川も併せてお愉しみくださいませ。

1月のトピックス

しぶんぎ座流星群

1月に発生するしぶんぎ座流星群は、年明け最初に極大となる流星群でございます。毎年安定して多くの流星が観測できることから、三大流星群のひとつに数えられております。 今回の流星群は1月4日の夜明け前が極大予想となっており、さらにその前日が新月と非常に条件の良い流星群となります。
流星群を観測する際には、広い範囲の観測をおすすめしておりますので、望遠鏡での観測はできません。

姿を消した星座たち

三大流星群のひとつとして、その名が呼ばれるしぶんぎ座。しかし、現代ではその姿を星座として見ることはできません。
1930年頃、国際天文学連合により「全天88星座」が公式の星座であると定められた際、全天より外された50以上の星座の内のひとつであるためでございます。
当時しぶんぎ座は、春の大曲線となる北斗七星と、夏の大三角のこと座の一等星ベガの中間あたりにあったとされております。
しぶんぎ座の元となった「しぶんぎ」に似た用途の六分儀や八分儀も星座になっておりますが、しぶんぎ座のみ全天から姿を消し現存しない星座となりました。
現存しない星座は他にも、ねこ座・バラ座などございますが、2世紀頃に作られ現在まで親しまれ続ける「トレミー48星座」の中で唯一現存しない「アルゴ座」と呼ばれた星座がございます。 全天1/8程の大きさがあったアルゴ座は、あまりにも大き過ぎるが故に現在のりゅうこつ座・とも座・ほ座の3つに分割され、更に新たに設定された、らしんばん座を含む4つの星座へと変貌いたしました。
アルゴ座は、しぶんぎ座のように名前が残っているわけではございませんが、分割された4つの星座の星座絵は分割されることなく、アルゴ座の在りし姿のまま残っております。

1月の星空情報

星空観測予定

1月上旬・・・ペルセウス座二重星団・プレアデス星団(すばる)・アルデバラン・ベテルギウス・リゲル・オリオン大星雲
1月中旬・・・月・ペルセウス座二重星団・プレアデス星団(すばる)・アルデバラン・ベテルギウス・リゲル・オリオン大星雲・シリウス
1月下旬・・・ペルセウス座二重星団・プレアデス星団(すばる)・ベテルギウス・リゲル・オリオン大星雲・シリウス・カストル・ポルックス・かに星雲(M1)

星空トピックス

1/1:元旦
   初日の出(7:20頃の東南東)
1/3:新月
1/4:しぶんぎ座流星群が極大1/4明け方~(条件:最良)
1/5:小寒
1/10:上弦
1/17:冬の土用
1/18:満月(ウルフムーン/今年最小の満月)
1/20:大寒
1/25:下弦

寒い日々が続いており、上着を着ていても長時間の滞在にはさらに注意が必要でございます。天体ドームでは例年半纏をご用意してお客様をお迎えしていましたが、本年は新型コロナウイルス感染防止の観点からご用意することができません。ドーム内は屋根が開いているため気温が外と同じで大変寒くなります。天体ドームをご利用の際は、上着の着用や靴でお越し頂くなど、各自で防寒対策をして頂きますようお願いいたします。特に温泉に入られてからの来場は湯冷めをしやすくなります為お気をつけ下さいませ。

1月のご宿泊・空室カレンダーはこちら

天体ドームご予約方法

詳細情報

開館時間…19:30~22:10
休館日…毎週火曜日
場所…大谷山荘屋上(8階ギャラリーに併設)
料金…ご宿泊のお客様無料
ご利用方法…事前予約制。ご宿泊日までは予約センター、当日はフロントまでお問い合わせ下さいませ。
※現在人数制限をしてご案内致しております。

観測スケジュール

19:30、19:50
20:10、20:30、20:50
21:10、21:30、21:50

ご予約方法

上記よりご希望の時間をお知らせくださいませ(お電話またはご要望欄に記載くださいませ)。
※満席の場合や天候によりご覧いただけない場合がございます。
※天候により星空が観測いただけない場合は、過去の映像をご覧いただけます。

 

天体ドームからの情報一覧へ

■よくある質問 
「なぜ、屋上に天体ドームがあるのですか?」

「お客様にも長門の美しい星空を眺めていただきたい」長門/仙崎出身の金子みすゞ氏の詩を愛する
当館相談役の発案で屋上に設置いたしました。
実は、金子みすゞ交流会のご縁で出会った理学博士佐治晴夫先生のお言葉「目に見えるものが、
全てではありません。真昼のお星をご覧いただきましょう」と、玉川大学の天文台で見た真昼の星の美しさに
感動したことが始まりでございます。 
のどかな里山の自然に包まれた長門の夜空の記憶を、旅の思い出にお持ち帰りくださいませ。

星空についての豆知識

光の速度
  • 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
  • 太陽の光は地球に達するまでに8分19秒かかります
  • 月の光は地球に達するまでに1.3秒かかります
宇宙の距離単位
  • 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」「天文単位」を用います。
  • 1光年=光が1年間に進む距離(9兆4600億Km)
  • 1天文単位=太陽と地球の距離(約1億5000万Km)
地球の時間
  • 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
  • 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
  • 地球の自転(23時間56分)=400m/秒
  • 地球の公転(365日)=30km/秒
もっと詳しく星空のことを知りたい時は、 「国立天文台ほしぞら情報」 のサイトが大変参考になります。ぜひご覧になってくださいませ。