- 天体ドーム
- 2026/06/15
【6月の天体ドーム】梅雨の晴れ間に輝く星々。ベガやアンタレスなど、春から夏へ移り変わる夜空をお愉しみくださいませ。
夏の足音を感じさせるベガやアンタレスのほか、金星とプレセペ星団の接近にも注目です。
春の天体から夏の天体へ。望遠鏡を通して季節の移り変わりを感じてみませんか?
こんにちは。大谷山荘・天体ドームです。2026年6月にご覧いただける、長門湯本温泉の星空情報をご案内いたします。
長門湯本温泉では、雨に濡れた青葉がより一層鮮やかに感じられる季節となりました。梅雨の晴れ間にふと見上げた夜空には、澄んだ空気の中できらめく星々が彩りを放っています。日暮れ後の西の空に目を向けると、ひと際明るく輝く「宵の明星」金星が。この金星は19日から20日頃にかけて、夕方から宵の西北西の低空で、かに座のプレセペ星団と大接近します。最も接近するのは20日頃で、約1度まで近づいていきます。低空のため天体ドームでは見えづらい現象ですが、西北西の空が明けた場所であれば、双眼鏡や望遠レンズでご観測いただけます。強く輝く金星と、多くの星々が集まるプレセペ星団との距離を感じてみてくださいませ。また、上旬はおとめ座のスピカなど、春の星々が広がっていましたが、下旬になると、東の空からは織姫星として知られること座のベガが、南の低空にはさそり座の赤い心臓・アンタレスが昇り、本格的な夏の到来を告げてくれます。初夏の夜、春の星から夏の星へと移り変わる夜空を、天体ドームから見上げてみませんか?
6月の天体にまつわる話
プレセペ星団(M44)
プレセペ星団(M44)は約1000個の恒星からなる、かに座の散開星団です。プレセペ(Praesepe)とはラテン語で「飼い葉桶(えさ箱)」を意味し、かに座の中心のγ星とδ星をロバに見立てて、そのロバたちが食べる餌箱に例えられたことに由来します。肉眼ではぼんやりとした光に見えるプレセペ星団ですが、1609年にガリレオ・ガリレイが自作の望遠鏡で観測し、初めて星の集団であることを発見しました。
6月の星空情報
星空観測予定
6月上旬…月、北斗七星(ミザール・アルコル)、アルクトゥールス、スピカ、かに座プレセペ星団(M44)
6月中旬…北斗七星(ミザール・アルコル)、アルクトゥールス、スピカ、かに座プレセペ星団(M44)
6月下旬…月、ベガ、アンタレス
星空トピックス
6月8日(月) 下弦
6月9日(火) 金星と木星が大接近
6月13日(土) 細い月と火星が接近
6月15日(月) 新月
6月16日(火) 水星が東方最大離角
6月17日(水) 細い月と木星が接近、金星が並ぶ
6月20日(土) 金星とプレセペ星団が大接近
6月22日(月) 上弦
6月25日(木) 水星と木星が接近
6月29日(月) 火星とプレアデス星団が接近
6月30日(火) 満月(ストロベリームーン)
山口県の日の入り時刻は19:21~19:30でございます。
日ごとの日の入り時刻は、国立天文台の公式サイトでご確認いただけます。
(参照:国立天文台の公式サイトへ)
山口県では梅雨入りが発表され、また日没の時間もだんだんと遅くなり、星空を見ることができる機会が少なくなる季節。天体ドームでは、曇天の日でもお愉しみいただけますよう、過去に撮影しました天体をご用意し、専門の担当者が解説をいたしております。ぜひ天体ドームへお越しくださいませ。
天体ドームご予約方法
詳細情報
開館時間…19:30~22:10
休館日…毎週火曜日
場所…大谷山荘屋上(8階ギャラリーに併設)
料金…ご宿泊のお客様無料
ご利用方法…事前予約制。ご宿泊日までは予約センター、当日はフロントまでお問い合わせ下さいませ。
※ご案内の人数には定員を設けております。
観測スケジュール
19:30、19:50
20:10、20:30、20:50
21:10、21:30、21:50
ご予約方法
上記よりご希望の時間をお知らせくださいませ(お電話またはご要望欄に記載くださいませ)。
※満席の場合や天候によりご覧いただけない場合がございます。
※天候により星空が観測いただけない場合は、過去の映像をご覧いただけます。
■よくある質問 「なぜ、屋上に天体ドームがあるのですか?」 「お客様にも長門の美しい星空を眺めていただきたい」長門/仙崎出身の金子みすゞ氏の詩を愛する 当館相談役の発案で屋上に設置いたしました。 実は、金子みすゞ交流会のご縁で出会った理学博士佐治晴夫先生のお言葉「目に見えるものが、 全てではありません。真昼のお星をご覧いただきましょう」と、玉川大学の天文台で見た真昼の星の美しさに 感動したことが始まりでございます。 のどかな里山の自然に包まれた長門の夜空の記憶を、旅の思い出にお持ち帰りくださいませ。
星空についての豆知識
光の速度
- 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
- 太陽の光は地球に達するまでに8分19秒かかります
- 月の光は地球に達するまでに1.3秒かかります
宇宙の距離単位
- 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」「天文単位」を用います。
- 1光年=光が1年間に進む距離(9兆4600億Km)
- 1天文単位=太陽と地球の距離(約1億5000万Km)
地球の時間
- 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
- 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
- 地球の自転(23時間56分)=400m/秒
- 地球の公転(365日)=30km/秒
もっと詳しく星空のことを知りたい時は、 「国立天文台ほしぞら情報」 のサイトが大変参考になります。ぜひご覧になってくださいませ。