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【8月の天体ドーム】夏の定番「ペルセウス座流星群」やひと月に2度訪れる満月と、見どころ満載な真夏の天体をお愉しみくださいませ。

ペルセウス座流星群やスーパームーン、夏の大三角と次々に見ごろを迎える天体を観測しませんか?

お盆休みの時期に活動が極大するペルセウス座流星群や夏の大三角を是非ご覧くださいませ。

こんにちは。大谷山荘・天体ドームです。2023年8月にご覧いただける、長門湯本温泉の星空情報をご案内いたします。

夏の定番でございます「ペルセウス座流星群」。2023年のペルセウス座流星群は、8月13日17時ごろに活動が最も活発になると予想されております。更に13日の宵から14日明け方にかけて月明りの影響が小さいという好条件に恵まれる為、多くの流れ星が見られると期待されています。
ペルセウス座流星群は三大流星群のひとつで、明るい流星が多いことや「流星痕」と呼ばれる、星が流れたあとに煙のようなぼんやりとした現象を見られることが多いのが特徴です。また、流星群は肉眼でご覧いただくこともでき、望遠鏡や双眼鏡のような特別な機材がない方や、初心者の方やお子様も愉しんでご観測いただけます。当館でお過ごしの際は、天体ドームでお愉しみいただくこともおすすめですが、6階にございますThe Terrace星遊で心地よい夜風に吹かれながらソファーでゆったりと、星をご覧になることもおすすめです。
先月ご紹介したもうひとつの夏の定番、夏の大三角を8月もご覧いただけます。ぜひ、街灯りの少ない長門湯本温泉の澄み渡る夜空で、夏の天体観測をお愉しみくださいませ。

8月の天体にまつわる話

8月の2度目の満月は「スーパームーン」・「ブルームーン」

8月30日の深夜から31日の明け方にかけての満月は、2023年で見える満月のうちで最もおおきな「スーパームーン」となります。月は地球の周りを楕円に公転している為、月と地球の距離は約36万~40万㎞の間で変化しています。月と地球が最接近する地点で満月となるタイミングが重なると月が大きく見えることから、「スーパームーン」と呼ばれていますが、専門的には、「近地点満月」や「近地点惑星直列」、日本の国立天文台では「年間最大の満月」と表現しています。また8月は2度も満月が昇る月ですが、2回目に昇る満月(スーパームーン)を「ブルームーン」と呼ぶことがあります。また「ブルームーン」には、「見ると幸せが訪れる」という言い伝えがあります。30日の深夜から31日の明け方に満月が見えた時には流れ星の時と同じように、月に願いを込めてみてはいかがでしょうか?

8月の星空情報

星空観測予定

8月1日(火)~8月23日(水)・・・夏の大三角、アルビレオ(はくちょう座の二重星)、アンタレス
8月24日(木)~8月31日(木)・・・月、アルビレオ、夏の大三角

星空トピックス

8月2日(火)満月(スタージョンムーン)
8月3日(木)宵から翌明け方にかけて月と土星が接近
8月8日(火)立秋、下弦
8月10日(木)水星が東方最大離角
8月13日(日)ペルセウス座流星群が極大
8月16日(水)新月
8月22日(火)伝統的七夕(旧七夕)
8月24日(木)上弦
8月28日(月)土星がみずがめ座で衝(太陽・地球・土星が一直線上に並ぶ)
8月30日(水)夕方から翌明け方にかけて月と土星が接近
8月31日(木)満月(スーパームーン、ブルームーン)

長門の日の入り時刻は18:45~19:18でございます。
山口県の日の入り時刻は、国立天文台の公式サイトでご確認いただけます。
(参照:国立天文台の公式サイトへ

8月のご宿泊・空室カレンダーはこちら

天体ドームご予約方法

詳細情報

開館時間…19:30~22:10
休館日…毎週火曜日
場所…大谷山荘屋上(8階ギャラリーに併設)
料金…ご宿泊のお客様無料
ご利用方法…事前予約制。ご宿泊日までは予約センター、当日はフロントまでお問い合わせ下さいませ。
※現在人数制限をしてご案内致しております。

観測スケジュール

19:30、19:50
20:10、20:30、20:50
21:10、21:30、21:50

ご予約方法

上記よりご希望の時間をお知らせくださいませ(お電話またはご要望欄に記載くださいませ)。
※満席の場合や天候によりご覧いただけない場合がございます。
※天候により星空が観測いただけない場合は、過去の映像をご覧いただけます。

 

天体ドームからの情報一覧へ

■よくある質問 
「なぜ、屋上に天体ドームがあるのですか?」

「お客様にも長門の美しい星空を眺めていただきたい」長門/仙崎出身の金子みすゞ氏の詩を愛する
当館相談役の発案で屋上に設置いたしました。
実は、金子みすゞ交流会のご縁で出会った理学博士佐治晴夫先生のお言葉「目に見えるものが、
全てではありません。真昼のお星をご覧いただきましょう」と、玉川大学の天文台で見た真昼の星の美しさに
感動したことが始まりでございます。 
のどかな里山の自然に包まれた長門の夜空の記憶を、旅の思い出にお持ち帰りくださいませ。

星空についての豆知識

光の速度
  • 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
  • 太陽の光は地球に達するまでに8分19秒かかります
  • 月の光は地球に達するまでに1.3秒かかります
宇宙の距離単位
  • 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」「天文単位」を用います。
  • 1光年=光が1年間に進む距離(9兆4600億Km)
  • 1天文単位=太陽と地球の距離(約1億5000万Km)
地球の時間
  • 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
  • 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
  • 地球の自転(23時間56分)=400m/秒
  • 地球の公転(365日)=30km/秒
もっと詳しく星空のことを知りたい時は、 「国立天文台ほしぞら情報」 のサイトが大変参考になります。ぜひご覧になってくださいませ。