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【11月の天体ドーム】澄み渡る夜空に光るプレアデス星団や、太陽系の惑星に注目です。

古くから愛されるプレアデス星団や、観測の終期を迎える土星・好機を迎える木星を観測してみませんか?

秋から冬へと移ろう時季。天体では、冬の星座おうし座のプレアデス星団が昇り始めます。

こんにちは。大谷山荘・天体ドームです。2023年11月にご覧いただける、長門湯本温泉の星空情報をご案内いたします。

ひと雨毎に寒さが身に染みる頃となり、天体でも冬の星たちが昇り始めてまいりました。中でも代表的なものが冬の星座「おうし座」にある「プレアデス星団」。プレアデス星団は、約5,000万年の年齢と言われており、高温の恒星であるため、青白くダイヤモンドのように美しく輝く星の集団です。肉眼では6~7個の星をご覧いただけますが、双眼鏡で覗くと60~70個、大口径双眼鏡では約150個もの煌めく星の集まりをご観測いただけます。しかし、実際にプレアデス星団は約1,000個もの多くの星から成り立っています。昔の人はその星たちをひとつのまとまりとして考え、「集まる」や「ひとつになる」、「結ぶ」という意味を持つ「すばる(統ばる)」という和名を名付けたと言われています。また、清少納言は枕草子で「星はすばる、…」と記しており、「すばる」が古くから人々に愛されてきた星団であることが伺えます。肉眼では6~7個しかご覧いただけませんが、実際には約1,000個もの星たちが集まっている様子を思い浮かべ、愛でながらご観測いただいてはいかがでしょうか?


先月の天体でご紹介いたしておりました、部分月食の様子を少しご紹介いたします。部分月食当日の長門湯本温泉は晴れ。観測にちょうどいい空模様となりました。満月なのに地球の影によって少しかけている姿を観測でき、その神秘的な光景に感動いたしました。

2023年10月29日 部分月食の様子

11月の天体にまつわる話

土星が観測終期を迎えます。

夏の季節からこれまで、美しく輝き続けた土星が観測の終期を迎えます。11月19日(日)までは天体ドーム最終時刻(21:50)までご観察いただけますが、11月20日(月)以降は21:00以降はご観測いただきにくい時間となります。土星観測をご希望の方は早い時間帯のご予約をおすすめいたしております。

次に観測好機を迎える太陽系の惑星は?

11月初旬ごろから木星が観察好機を迎えます。木星は太陽系の惑星の中で最も大きく、とても明るい惑星で、そのことから「夜半の明星」と呼ばれています。大きさは地球の約11倍、質量は地球の約320倍もございます。表面の模様が特徴的で、木星に含まれる物質が太陽光と反応することによってオレンジ色に見えています。天体望遠鏡を覗いて、日々変わる模様をお愉しみくださいませ。

11月の星空情報

星空観測予定

11月1日(水)~11月19日(日)・・・土星、木星、ペルセウス座二重星団、M45プレアデス星団(すばる)
11月20日(月)~11月29日(水)・・・月、土星、木星、ペルセウス座二重星団、M45プレアデス星団(すばる)
11月30日(木)・・・木星、M45プレアデス星団(すばる)、ベテルギウス&リゲル(オリオン座)

星空トピックス

11月3日(金)木星がおひつじ座で衝(太陽・地球・木星が一直線に並ぶ現象)
11月5日(日)下弦
11月10日(金)未明~明け方に細い月と金星が接近
11月13日(月)新月、おうし座北流星群が極大
11月14日(火)天王星がおひつじ座で衝(太陽・地球・天王星が一直線に並ぶ現象)
11月18日(土)しし座流星群が極大
11月20日(月)上弦、夕方~深夜に月と土星が接近
11月25日(土)夕方~翌未明に月と木星が大接近
11月27日(月)満月(ビーバームーン)

長門の日の入り時刻は17:07~17:24でございます。
山口県の日の入り時刻は、国立天文台の公式サイトでご確認いただけます。
(参照:国立天文台の公式サイトへ

これから季節は冬にかけて夜空が澄み渡り、天体観測に適した季節ですが、寒さが厳しくなってまいります。天体ドーム内は屋根が開いているため室温が外気温と同じとなり大変寒いです。ドームにお越しの際は各自で防寒対策をされますようお願いいたします。特に温泉に入られてからのご来場は湯冷めの元となりますのでお気をつけ下さいませ。またドリンク等のドーム内への持ち込みはご遠慮くださいますようお願いいたします。

11月のご宿泊・空室カレンダーはこちら

天体ドームご予約方法

詳細情報

開館時間…19:30~22:10
休館日…毎週火曜日
場所…大谷山荘屋上(8階ギャラリーに併設)
料金…ご宿泊のお客様無料
ご利用方法…事前予約制。ご宿泊日までは予約センター、当日はフロントまでお問い合わせ下さいませ。
※現在人数制限をしてご案内致しております。

観測スケジュール

19:30、19:50
20:10、20:30、20:50
21:10、21:30、21:50

ご予約方法

上記よりご希望の時間をお知らせくださいませ(お電話またはご要望欄に記載くださいませ)。
※満席の場合や天候によりご覧いただけない場合がございます。
※天候により星空が観測いただけない場合は、過去の映像をご覧いただけます。

 

天体ドームからの情報一覧へ

■よくある質問 
「なぜ、屋上に天体ドームがあるのですか?」

「お客様にも長門の美しい星空を眺めていただきたい」長門/仙崎出身の金子みすゞ氏の詩を愛する
当館相談役の発案で屋上に設置いたしました。
実は、金子みすゞ交流会のご縁で出会った理学博士佐治晴夫先生のお言葉「目に見えるものが、
全てではありません。真昼のお星をご覧いただきましょう」と、玉川大学の天文台で見た真昼の星の美しさに
感動したことが始まりでございます。 
のどかな里山の自然に包まれた長門の夜空の記憶を、旅の思い出にお持ち帰りくださいませ。

星空についての豆知識

光の速度
  • 光は1秒間に約30万Km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億Kmにもなります。
  • 太陽の光は地球に達するまでに8分19秒かかります
  • 月の光は地球に達するまでに1.3秒かかります
宇宙の距離単位
  • 宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」「天文単位」を用います。
  • 1光年=光が1年間に進む距離(9兆4600億Km)
  • 1天文単位=太陽と地球の距離(約1億5000万Km)
地球の時間
  • 1日は24時間ですが、地球の自転(1回転)の時間は23時間56分と約4分程ずれが生じます。
  • 「うるう年」を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないからです。
  • 地球の自転(23時間56分)=400m/秒
  • 地球の公転(365日)=30km/秒
もっと詳しく星空のことを知りたい時は、 「国立天文台ほしぞら情報」 のサイトが大変参考になります。ぜひご覧になってくださいませ。